emotionsin 2014
当年のイルミネーションはただ見てもらうだけではなく、
見た人が何かを感じるようなイルミネーションに仕上げました。
制作・企画に携わったスタッフ30人の気持ち・感情(emotions)が
それぞれのオブジェに様々な形で表現されています。
さあ、今宵あなたは何を感じるでしょうか。
ビー玉と木枠だけで構成された箱の中に電球色の光源を入れただけのシンプルなデザイン。その色合いには何処か懐かしさを感じるものがある。
二人掛けの椅子として制作、木製フレームが連なったシンプルなデザインで、隙間から漏れる光が地面に新しいテクスチャを生み出した。
片思いのまどろっこしさや、自分の胸の内に秘めた想い。そういう人間らしい一面をLEDに針金をぐるぐる巻き付けることで表現した。
地面の表面にぽっかりとあいた深い深い穴。透明なアクリル板の表面にミラーシートを貼り、周囲からLEDで照明することで、穴がどこまでも続いていくように見える。
本音と建前のように、人の見せる表情の表裏のギャップを表現した。アーチの中と外で木材の使い方、照明方法を変えることによって、全く異なる2つの表情を表現した。
表面にはステンドガラスをイメージした絵をあしらい、光源が揺らぐことでそれぞれの「生命力」を見る人に訴えかける。
混ざり合うことのない、真っ直ぐで正直な気持ちを表現した。
「これはなんだろう」「・・・イスです」と本来の意図とは異なり、オブジェ側面に配置された星座の輝きに見とれていた方も多かった作品。
触れたり、たたいたりすることで色が変化する「e-ball」。昨年から始まったオブジェ+センサーの組み合わせが、人が関わり変化するオブジェとして完成した。
hanakotobaは、プロジェクター・カメラ・PCを用い、色を感知するプログラムを構築することで、テーブルの上での手の動きを感知する。手をかざすことで花びらが舞い散る仕掛けとなっている。
スマートフォンと連動した企画で、スマートフォン上で感情を選択すると、建物に投影した壁面に、その感情を表すボールが出現する。また、ボールにはコメントを載せることができる。
感情を表現した作品がある広場から、ふと病棟の作品を見上げることで、喜怒哀楽から解放されて自由に思いを馳せる、そんな作品を目指した。
宙に浮いた額縁に飾られる名画の数々。その影は徐々に動き、不気味な世界に見る人を引き込む。この作品は人の感情の中でもネガティブな部分を表現した。
植物の種が芽をだし、大きく成長してゆく様を、影を用いて表現した作品。壁面に写し出された影は大きく成長し、音楽に合わせて動き出す。